治療原理

マウスピースによる治療の原理

身体のどこの筋肉でもそうですがその筋肉を緊張させているのか緩(ゆる)めているのか、ふだん気がつくことは、まずありません。

力を入れ筋肉を緊張させている自覚はないのに、じつは力が入りすぎている。

歯を噛みしめる行為などはその典型でくいしばるのを止めてと言っても、そもそもそんな自覚がないので、力を抜くこと自体難しいのです。

そうやってつねに緊張している筋肉を緩めるひとつの方法を、米国の神経生理学者ジェイコブスンが、漸進的筋弛緩法トレーニングとして提示しています。

これは、例えば上半身の緊張をとりたいとき、はじめに肩の筋肉に10秒ほどグッと力を入れ(全力でではなく)、そのあとストンと肩を落とし、力を抜くのです。

このように、いったん筋肉を緊張させておいて一気に脱力させるこのやり方は、たとえて言うなら、振り子を向こう側へ振らせたいときに、最初こちら側へ引っ張り上げて手を離せば、容易に向こう側へ振り上がっていく反動を利用することに似ています。

これを歯に応用するなら、歯全体を意識しながらアゴを引きぎみにして眉間にシワを寄せるような感じで噛み込みます。最大圧で噛むのではなく6~7割程度の力で10秒ほど。

そして一気にはあっと口を開けます。

そのまま20秒程度、脱力状態を続けアゴの重みを感じるようにする、といったような訓練です。

でもしかし、頭痛など感じていないときに、いつも意識してこのトレーニングをやるのはそれなりの努力感を伴うでしょうし、いざ頭痛が始まってからやり始めても、かえって痛みを増大させかねません。

りょうきデンタルオフィスの作製する頭痛消去マウスピースの治療原理とは上で述べた筋弛緩トレーニングを、無意識下で半ば自動的に、細かく繰り返させるものなのです。