症例集

当院のデータで振り返って、わりと症状の激しかった患者さんを中心に、記憶に残るいくつかの症例をご紹介します。

男女比で言うと、これまでおよそ男性15% 女性85% といった割合です。

50代女性(団体職員)
夜も眠れないくらい、しょっちゅうアタマが割れるように痛い
脳神経外科(MRI でクモ膜下出血等の所見なし、めまいもするならメニエル病かもと)→耳鼻科(メニエルではない、疲労だろうからまず眠れるようにと)→精神科(睡眠導入剤を処方)と受診→眠れるようにはなったが頭痛さらにひどくなるとここまで某大学病院
りょうきデンタルオフィス受診しマウスピース作製→2週間後ほぼ頭痛消退→1ケ月後完全に解消(ここまで受診回数6回)
10代男性(中学生)
吐き気とともに激しい頭痛で1週間のうち2~3日は学校を休む、小児期から重度の歯ぎしり習癖
マウスピース作製→3週間で雲散霧消(受診回数3回)→ここ10年間再発なし
30代女性(OL)
毎日パソコンに張り付いての仕事、多忙時だと10hr/day以上、そんなときは決まって午前中から「頭を鉄の輪でギリギリ締め付けられるような」痛み発生、鎮痛薬渡り歩き歴20年弱
マウスピース作製→1ケ月半でほぼゼロに(同5回)、現在マウスピース装着サボるとたまにちょっと痛いが以前と比べると雲泥の差
40代女性(主婦)
主婦業の傍らこなすパートタイム仕事で疲労する週後半に決まって激痛プラス吐き気、部屋を完全に暗くして横になり眼を閉じていても少し光が射し込んだだけで痛み増大、睡眠をとるのも一苦労
マウスピース作製後数回目の受診までなかなか頭痛は減退せず、入眠すると気づかぬままはずしていた模様、2ケ月後くらいから急激に頭痛消失、鎮痛薬の服用も以後ほとんどなし(同5回)
40代男性(デザイナー)
タバコとコーヒー漬けで仕事、睡眠時間非常に少なく、頭痛発生するとその時点で鎮痛剤服用し仕事終了、頭痛を就寝の合図代わりにしているような毎日、痛みレベルはその時々で強弱いろいろ
マウスピース作製→3週間後「そういえば(←典型的な治癒経過の人は決まってこう言います)このところ頭痛がない」(同3回)現在も再発なし
40代女性(主婦)
頭痛始まってからでは鎮痛剤もまったく効かなくなるほどの強いレベル、頻度は数回/week、低気圧が近づくという天気予報に日々怯える
マウスピース作製→1ケ月ほど著効なし、却ってひどくなった日も、「どう歯を合わせたらいいか不安です」「とにかく少しずつ慣れてください」→1ケ月半後から徐々にではあるが軽快化→2ケ月後急激に軽快化→3ケ月後完全に解消(同7回)
40代男性(営業職)
痛みレベルは中程度も頭痛持続時間が長くほぼ一日中、1年間にバファリン錠をおよそ600錠以上服用するほど鎮痛薬に完全依存状態、睡眠中だけでなく得意先をクルマで回る運転中のくいしばりも激しいことが判明
夜間用に加え昼間用マウスピースも製作→2週間で頭痛大幅に減退→昼間用も使用するようになってすぐに頭痛消失、鎮痛薬服用はなくなった(同5回)
20代女性(OL)
頭痛始まると何もできなくなるレベルの痛みと吐き気、視界が黒っぽく染まってゆくなど視覚にも影響、頻度は週後半はいつも
マウスピース作製→およそ1ケ月でほぼゼロに(同6回)→が今でもたまにマウスピース噛み割るほどの強烈な噛みグセの持ち主
30代女性(SE)
朝方の重い感じが仕事終わりの夕方~夜にかけ次第に鋭い痛みへ、休日以外ほぼ毎日、オフィスの照明に耐えられず完全に光を遮った仮眠室で2~3時間横たわらないと帰宅困難
マウスピース作製→2週間で頭痛のレベル、頻度ともに半減したが、そこからどうやら装着を怠け始めたようで消失まで来院回数は少なかったが期間は遷延、眩(まぶ)しさが頭痛と連動するのは最後まで続く(同5回)
10代女性(学生)
頭痛始まると入眠しない限り止(や)まない、何もできなくなる、視界に白い霧がかかり、両眼がよく見えなくなることもしばしば、月に数回以上の頻度で
マウスピース作製→「どこを噛んだらいいかわかりません!」「それはむやみに噛ませないための装置なんですよ」→などなどで苦戦したが約4ケ月弱後完全に消える(同7回)
40代女性(主婦)
痛みレベル・頻度は中程度、頭痛の原因は気圧の変化と自身の他科ホルモン治療の影響と思い込む
マウスピース作製→寝相悪く朝起きたらマウスピースは必ずベッドの外→昼間用マウスピースを作製→現在もたまには痛むがそれはサボったとき(同9回)
20代女性(学生)
中学生の頃から1年365日、強弱の差こそあれ覚醒してる時間中ずっと痛い
マウスピース作製→わりとすぐに(2週間後)低レベルへ→が、ここから約1年半にわたって噛み割る→修理→噛み割る→修理で、割れて使えなかったときに痛み再発→現在ほぼゼロ(同21回)この人がたぶん過去最強
40代女性(主婦)
痛みレベル・頻度は中程度、だったが重度の開口障害で指1本ぶんも口が開かない、従って型取りのための枠自体が口の中に入れられない→仕方なく樹脂を手でこね指でちょっとずつ口腔内へなすりつけながらマウスピース作製
3週間後 電話で泣きながら「5年ぶりに餃子が食べられました」「頭痛のほうはどうです?」「ありません(泣き崩れる)」→しかし、この後受診途絶え、予後は追えず(同1回のみ)

他に、必ずしも頭痛が主症状ではない症例として

30代女性(大手出版社の雑誌編集長)
片頭痛はレベル・頻度とともに中程度以上だった、が、それより「両手指先が最近痺れて感覚無くなり、PCキー打てない、仕事ができなくなる、と控えめに言って半狂乱、無論」、指先の麻痺を治して欲しいと最初から言ってきたわけではない、くいしばりで内側翼突筋、斜角筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋、肩甲挙筋の固縮で腕神経叢がかなり圧迫されてるのではと判断
マウスピース作製→3週間後症状解消、もちろん頭痛も(同3回)→現在に至るまで再発なし
30代女性(メーキャップアーティスト)
かなり激しい歯ぎしり習癖、毎朝アゴの関節辺りが痛い、頭痛はつねにうっすら、それよりも両耳とも耳鳴りがして高音部などがほぼ聴こえない状態
マウスピース作製→2週間後には顎関節痛、頭痛は完全に消失(同3回)が、耳鳴りはやまず、細かく問診すると最も緊張する瞬間は仕事中の眉毛カットのときなどだとのこと→昼間用マウスピース作製→徐々にではあるが耳鳴り減退(顧客と喋りながらの仕事でマウスピースつけられないときもあるとか)