Q & A

Q : お口の中に入れるマウスピースはどれくらいの大きさですか?

A : わかりやすいように画像でご説明します。・・・

歯科で用いられる一般的なマウスピース(スタビリゼーションタイプ・⇒写真)というのは、上の一番奥の歯から反対側の一番奥の歯まで全体をぐるりと包むカタチなのですが、これだと装着早々かなりの割合の患者さんがあまりの異物感に音を上げて、すぐに使われなくなってしまいやすいのです。

それに、マウスピースのカタチそのものが頭痛解消にあまり有効ではありません。

りょうきデンタルオフィスのマウスピースは、4本くらいしか歯をカバーしないくらいの大きさです。従って、お口の奥に物が触れるとオエッとなりやすい嘔吐反射の強い方でも装着しやすい形態になっています。

Q : 人によって覆(おお)う歯の本数が違うのでしょうか?

A : はい、人によって様々ですが・・・
標準的な本数、標準的なマウスピースの形態というのはもちろんあります。

Q : 「標準的な」ということは、マウスピースのカタチにもいろいろバリエーションがあると?

A : そうです。慢性頭痛のトリガー(引き金)ともいうべき歯と・・・

その影響部位が、患者さんそれぞれで異なるからです。(→写真をご参照ください)

そのことをしっかりと診断することによって、各々の患者さんの状態に最適なマウスピースを、手作りで製作します。

Q : 睡眠中に装着するのですよね?

A : はい、ただし・・・。

慢性頭痛を引き起こしている噛みしめ・くいしばりが、日中でも起きている場合、昼間用のマウスピースも併(あわ)せて製作します。

夜間用のマウスピースですと言葉の発音が難しくなりますが、昼間用のそれは通常の発音が十分可能ですし、装着していてもまったく目立ちません。

(左下の犬歯から右下の犬歯までを覆うようにマスピースを装着しています。・⇒写真)

Q : 眠りがマウスピースで妨(さまた)げられたりしませんか?

A : いえ、むしろ…

ぐっすり眠れるようになったという反応を多くいただいています。

この傾向はマウスピースに慣れていかれるにつれ、強くなるようです。

ただ、ごく少数の患者さんで開始初期に「寝入りにくい」と言う方もたしかにいらっしゃいますが、これはその方の入眠が「歯をくいしばりながらのカタチ」であるためと考えられます。マウスピースがくいしばりの邪魔をするからです。

こういった場合、睡眠時以外の時間帯で少しずつでもマウスピース装着に慣れてゆかれることをお薦(すす)めしています。

くいしばって初めて安心できる、という無意識の心理習慣は百害あって一利もありませんから。。

Q : 治療期間としてはどれくらいかかりますか、その間、何回くらいの来院回数になるでしょうか?

A : 各ケースで異なります。が、・・・

早いと2週間ほどで頭痛は消失します。ただ極めて強烈な噛みしめ・くいしばり癖の患者さんだと治癒までやや期間がかかることもあります。 (⇒「症例集」のところをご参照ください

来院回数は平均的にはあくまでも5回、6週間です。マウスピース製作・装着・カスタマイジングの1週間後に最初の再カスタマイジング・調整を、そこから2週間後、さらにその3週間後と同・調整を行っていき頭痛消失の時点で終了です。(⇒「治療の流れ」のところをご参照ください

Q : いったん治った慢性頭痛が、あとで再発することがありますか?

A : 症状としての頭痛がひとまず沈静化しても・・・

その元になっている噛みしめ・くいしばり癖が頑固に残っている場合、ふたたび癖が徐々に復活し頭痛が再発することはありえます。

これは、完全消失を待たずに早期にマウスピース装用をやめてしまったときに起きやすいのですが(ただ、その再発頭痛の程度は治療開始前に比べればずっと軽度です)、再度マウスピースの調整・カスタマイジングが必要になります。

Q : 結局治らなかったという例は?

A : 約15年前(2002年秋)からこれまでに350症例ほどの治療に当たってきました・・・

しかし、来院されなくなり予後を追えなかった数例を除き、治癒率は100%を維持しています。

予後の確認ができなかったぶんを含めてもおよそ98.5%です。

頭痛の、痛みレベルが「下がった」、痛くなる回数が「少なくなった」ではなく、どちらもゼロになった状態を「治癒した状態」であるとりょうきデンタルオフィスは考えます。

Q : そもそも、噛みしめ・くいしばりが、慢性頭痛の主原因として、これまでなぜ問題にされてこなかったのでしょう?

A : 慢性頭痛の本態と考えられる頭頸部の筋肉の・・・

筋・筋膜性疼痛症候群が、なかなかその尻尾をつかませない病態であることと、噛みしめ・くいしばりが自覚されにくいことからです。 (⇒「原因」のところをご参照ください

たとえば、ある人に貧乏ゆすりの癖があったとしましょう。自分の目で視認できる行為ですからわかりやすいし、周囲の人も気づいて「みっともないからやめたら?」などと指摘できます。

ところが、噛みしめ・くいしばりは睡眠中はもちろん日中覚醒しているときでさえ、やっているご本人自身気づくことが困難です。それくらい無意識の中に深くとどめられ、ふつう自覚されることがまずありません。

逆に言うと、無意識中に深くとどめられていればいるほど、噛みしめ・くいしばりがレベル的に強く、時間的には長くなってしまう、と言えるのです。(⇒「背景」のところをご参照ください

Q : 食事はマウスピースをつけたままでも可能なのですか?

A : いいえ、・・・
A : それはやはり、はずしていただかないとお食事は無理です。

Q : 鎮痛薬との併用は支障ないでしょうか?

A : 一般的には問題ありません。が、・・・

お薬の常用は消化器系や腎臓へ余計な負担をかけ、もともと身体にとって決して良いことではありません。

のみならず、薬の飲み過ぎにより、かえって頭痛が起きやすくなるという場合(薬物乱用頭痛)すらあります。

鎮痛薬に完全に頼らなくて済む日常生活を送っていただける状態を、一日も早く目指してゆきます。

Q :頭痛が起きると、ひどい吐き気もよく催すのですが、マウスピース治療によって頭痛が消えれば、このようなこともなくなりますか?

A :もちろんです。すでに…

身をもってご存知かもしれませんが、

ここで、慢性頭痛に伴って起きやすい他の症状(随伴症状)にはどんなものがあるのか、挙げておきましょう。

○悪心・嘔吐(オウト)

こみ上げる吐き気です。これにより鎮痛薬を飲もうにも非常に服用しにくくなります。

○羞明(シュウメイ)

ほんの僅(わず)かな光が射(さ)しても耐えられないほど眩(まぶ)しく感じられ、真っ暗な場所に身を置かないと頭痛がさらに激しくなります。

○閃輝暗点(センキアンテン)

頭痛の前触れのように、パチパチと弾(はじ)けるような光の点が視界に現れます。直後に襲ってくるであろう激しい痛みへの恐怖感から過換気症候群(ときに意識消失も伴う呼吸困難状態)を引き起こす場合さえあります。

○視覚暗点・一過性半盲

あたかも放送終了後のテレビ画面の砂嵐のような状態の見え方になり、主に視界の左右から押し寄せ視野が欠けてしまう状態です。全体が黒っぽかったり、灰色っぽかたったり、出かたは様々です。

○手指の痺(しび)れ

手で物に触れる感覚が麻痺してきます。従って例えばパソコン、スマホなどのキーが打ちづらくなります。ひどいと麻痺の範囲が、首から腕全体に及びます。

○全身倦怠(ケンタイ)感

身体全体が、言いようもないほどぐったりとだるくなります。

このような、辛(つら)くてもなかなか周囲の人にはわかってもらえない、頭痛と同時発生の諸症状。

これらもりょうきデンタルオフィスのマウスピース治療によって頭痛がなくなれば雲散霧消することをお約束します。

Q : たとえ頭痛が治ったにせよ、マウスピースを使用することでまったく別の症状が出ることはありませんか?

A : 極めてまれに…

食べ物を前歯で咬み切りにくくなるオープンバイト(開咬)という症状が発生することがあります。

ただし、これはマウスピースの装着自体がその原因ではなく、無意識に舌の先端で前歯を裏側から強く押す習慣(舌突出癖)がもともとあるために起こるものです。

こういった場合、その治療専用のマウスピースで対処いたします。

Q : 歯を削られるとかの歯科治療がどうにも苦手で、頭痛治療の期間中に、例えば麻酔が必要な治療とかがありますか?

A :麻酔をして歯を削る等の処置は、基本的にいっさいありません。

治療期間のあいだ、お口の中に触れるのは初回の診療の際の型取りをするときと2回目以降のカスタマイジングの際マウスピースを入れた状態で顎(あご)を動かしていただくときくらいです。ごくごく短い時間です。 (⇒「治療の流れ」のところをご参照ください

それ以外のすべての時間は、どうぞリラックスなさっていてください。

(型取りの際も、当院のマウスピースの大きさが通常のものよりかなり小さいので、喉(のど)の近くまで型取り材がせまることはなく、嘔吐反射が起きやすい方でも安心です。)

Q : 頭痛があるからといって、噛みしめ・食いしばりがその原因のすべてではないのではないですか?(確認しておきたいだけですが)

A :それはもちろんそうです。クモ膜下出血や…

髄膜炎、脳梗塞などの重篤な疾患の場合、その発生が何月何日の何時何分だったと憶えているくらい突発的に激烈な頭痛が起き、あまつさえ全身の症状(硬直、けいれん、意識喪失など)をも普通伴(ともな)っていて、脳外科学的に極めて緊急治療を要する状態です。

そうではなくてMRI等で頭部を中心にさんざん検査しても何の所見もなかった(= 何も異常は見つからなかった)。

それなのに頭痛は無くならない、という慢性頭痛をここでは治療対象にしているわけです。

上記の脳血管性疾患などのの発生が国内で毎年1~3万例であるのに対し、慢性頭痛を抱えている人の数はおよそ3千万人と推定されています。

Q : 気圧の変化と頭痛は、やはり関係がありますよね? 頭痛の始まりが低気圧接近中のときに特に多いのですが…

A : 気圧の変化が頭痛発生の確実な原因の一つなのか、正直なところ私にはわかりません、しかし…

じつは数え切れないほど多くの方が気圧変化の影響のことを治療前に訴えられていましたが、マウスピースによる治療・治癒後はまるで気にされなくなりました。

当院のデータからはっきり言えるのは、噛み合わせ・くいしばりの問題が解決されれば、気圧の変化などまったく瑣末(サマツ)な要素であり、完全に無視して構わないとさえ考えます。

Q : でもやはり、歯科と頭痛治療とが、どうもアタマの中で素直に結びつかないのですが…

A : そう思われるのも当然だと思います。これまでもっぱら・・・
「頭痛外来」等の医療機関での内科的なアプローチしかされてこず、歯科的解決法など思いもよらなかったからです。

慢性頭痛のほとんどは噛むための筋肉を中心に発生する、筋膜炎の一種です。これはその筋肉のこわ張り過ぎをマウスピースを用いて緩和させる(⇒「治療原理」のところをご参照ください)ことで、頭痛のほとんどすべてが消失することから帰納的に導かれる結論です。

慢性頭痛が無くなった患者さんに(つまり、今までのすべての患者さんに)、「頭痛消しましょうかと最初に私が申し上げたとき、どれくらい信じられましたか?」とお聞きすると、最大公約数的な答えが「ゼロ%です」とか「この人何を言ってるんだろうと思った」とかですから(笑)。

Q : 治療費はいくらぐらいかかるのでしょう?

A : 治療費のところをどうぞご参照ください。

治療費については個別のページをご用意しております。

Q : もしも最終的に治らなかった場合は?

A : 最終的に治らなかった場合…

マウスピースをご返却いただくと同時に、マウスピース製作費を返金いたします。 どんな場合でもどうぞご遠慮なくご相談ください。