インプラント

インプラントの長所・短所

インプラントと入れ歯の違い

○自分の歯を削らなくて済む
歯を失った場合の選択肢として、ブリッジという方法があります。いわゆる差し歯です。差し歯を作る場合、隣の健康な歯を削る必要があります。インプラントは直接顎の骨が支えとなるため、隣の歯を削る必要はありません。

○強い力で咬める
ブリッジのほかにも、部分入れ歯という選択肢もあります。部分入れ歯は隣の歯にバネで固定されるため、直接顎に埋め込まれたインプラントに比べると、咬む力はだいぶ落ちます。インプラントは、天然歯とほとんど変わらぬ咬み応えで、お食事を楽しんで頂けます。

○見た目が自然
インプラントは形式が天然歯とほぼ同じなため、自然の歯と見た目が変わりません。一方、入れ歯は、バネがどうしても目立ちます。

△治療に期間がかかる
インプラントは通常2回の手術を要します。また、完成までの期間も半年から1年を要するため、比較的時間がかかります。※もちろん、完成までは、仮歯で過ごすことはできます。

△顎の骨を削る必要がある
ただし、インプラントは顎の骨を削る必要があります。 

インプラントの適応

どんな場合にインプラントがむいているの?

歯を失ってしまった場合、それを補うさまざまな選択肢があります。
インプラントをしたいけど、本当に自分にむいてるの?などと、疑問に思っている方も多いことでしょう。どのような場合がインプラントをした方が良いのか、ご自分にあてはめてみて下さい。

①差し歯(ブリッジ)にするために、隣の歯を削りたくない
②入れ歯の素材にアレルギーがある
③差し歯や入れ歯では、見た目が良くならない
④入れ歯が、よく動く、外れる、噛めない
⑤入れ歯をいれると、違和感、痛みがある
⑥入れ歯をいれると、吐きそうになる
⑦入れ歯をいれると、発音しづらい
⑧入れ歯をいれると、味が変わる
⑨入れ歯を支える顎の土手の吸収が激しい

どんな場合にインプラントができないの?

このように、インプラントをした方が良い場合でも、すること自体が難しいことがあります。

①顎の骨の不足
②全身的な健康状態
③チタンアレルギー
④歯ぎしり・食いしばりが激しい
⑤口の中の手入れが悪い

当歯科医院では、インプラントをご希望される場合でも、ご自身の健康を考えたうえで、やむをえなく他の治療法をおすすめすることもあります もっとも、技術の向上により、骨を移植したり、再生する方法が確立されています。
また、全身的な病気がある方でも、十分にコントロールされていれば、インプラントを選択することも可能です。ご相談させて頂いたうえ、患者様と一緒に治療法を選んでいきます。

治療の流れ

インプラント治療は、診察・診断からはじまり、約2回の手術を行ないます。

①検査・診断
骨の状態、歯肉の状態、咬み合わせの状態をチェックし、インプラントができるか調べます。

②治療計画
診査・診断をもとに、治療計画を立てます。

③術前治療
状況に応じて、歯周病の治療や咬み合わせの治療など、インプラントを行なうにあたって必要な処置を行ないます。

④埋入手術(1回目の手術)
インプラントの根の部分(フィクスチャー)を顎の骨に埋め込みます。

⑤つなぎ目をつける(2回目の手術)
歯となる部分とのつなぎ目(アバットメント)をつけます。

⑥人工歯をかぶせる
人工の歯(上部構造)をつけます。

⑦メンテナンス

治療終了後も、3ヶ月、半年後、1年後と継続的なメンテナンスが必要です。

インプラントの構造

①インプラント体(フィクスチャー)
歯の根っこにあたる部分で、顎の骨にこの部分を埋入します。

②アバットメント
インプラント体と歯にあたる部分をつなぐためのもので、差し歯の治療をする時の土台の歯にあたります。

③上部構造(人工の歯)
歯にあたる部分で、いわゆる差し歯と同じものです。

インプラントの成功率~10年後でも95%~

インプラント治療は、成功率の高い治療

インプラントの材料の技術は目覚しく発展しています。近年の研究報告では、インプラントが10年後口の中で機能している確率は約95%でした。インプラントは、正しく利用することで、長持ちする治療法と言えます。

長く持たせるために

最もインプラント治療で大切なのは、治療終了後のメンテナンスです。長く使い続けるためにも、定期的なメンテナンスに通っていただく必要があります。